分析し、マーケティング戦略を策定し、その実行も支援するプロ

①ファンド投資先企業のバリューアップ　
「ブランディングに重点を置いたマーケティング戦略」を策定し、プロダクトアウト志向の社風を徐々にマーケティング志向に変える。
ブランドコンセプト設計、ロゴやシンボルマーク、ブランドカラーの変更を社内調整しながら推進。
商品、価格、店舗、プロモーションの各戦略を策定し、社内リソースを最大限活用し実行。新モデル開発、安売り削減、全店舗スタッフへの定期的な説明会、地道な店舗廻り、改装、出店、ＰＲ、部門間連携会議主催、予算策定、予実管理など、バリューアップに関する一連の業務を推進。
デジタルマーケティングを活用し、自ら手を動かし、ブランドサイト構築、ＷＥＢ広告、ＳＥＯ、外部パートナーチーム設計、ＷＥＢ解析、データドリブン、データの見える化、費用対効果検証を推進。
大胆なリブランディングによる単価ＵＰ、ＷＥＢ集客による新規客獲得により、大幅な事業成長を継続し、バリューアップを成し遂げ、ＥＸＩＴが完了。

②M&Aした会社の改革　
ＲＩＺＡＰグループが買収した一社で、現在孫会社である不振企業に経営改革責任者として入社。
業績があがらない根本原因を徹底的に見極めるため、現状を正確に把握することからスタートし、「本質的な課題の特定」に取り組んでいく。
全社員の個別インタビューを重ね、リモートの社員も多いなど制約はあったものの、社内活動の状況を把握。
数値から行動に繋げる習慣がない状態だったため、ＥＣサイトのデータ解析、購買行動データ、販売データ分析を綿密に行い、更にカテゴリー別・品番別在庫月数、消化率など商品データを見える化。
また、潜在ターゲットの実像を得るため、リアル領域の競合店やターゲット予備軍のサーチを毎週継続。いったいどこと競合しているのかをゼロベースで考え、競争環境を把握し、市場機会・事業課題の明確化をしていった。
見つめなおした「取り扱い商材特有の顧客行動特性」、「顧客インサイト」、「社の強みと弱み」が、これまで社内で長年継続してきた考え方や慣習とは大きく相違。「何をもって顧客の役に立つことを使命とするのか」、「ターゲット設定そのもの」、「優位性確保の視点」を仕切りなおすこととなった。新しい考え方の受け入れには、当然抵抗感があるものだが、方針説明会と、膝を突き合わせた話し合いを繰り返すことで、マーケティングの基本的な考え方も啓蒙しつつ、戦略を徐々に社内に浸透させた。
メインである自社ＥＣのリニューアル、サイト内導線改善、ユーザビリティ改善、コンテンツマーケティング、ＷＥＢ集客改善、ＲＯＡＳ改善、楽天などのモール店舗、リアル店舗の改善を推進。滞留在庫が、今後大きな在庫評価損を生むため、在庫コントロールと価格コントロールの仕組み改善、仕入抑制を断行。在庫が大幅な減少を始め、キャッシュフローも回り始める。また、ＭＤプランニング、商品自体の改善についても、継続的に指導し、リブランディングを推進。
見かけのＰ/Ｌを繕うのか、それとも永続性のある企業として本質的な課題の解決やキャッシュフロー改善を継続するのか、親会社の方針が曖昧な中、改革を継続。