新規材料の研究開発実務と関連用途展開の調査・コンサルティング

１．日本チバガイギー　研究開発　12年
感光体用新規電荷発生材料の研究・開発：機能性顔料の先駆的研究から、感光体メーカーとの共同研究開発に至る。
・ 発生材料の結晶構造と光物性の相関研究
・ 発生材料の高効率化を目指したエピタキシャル技術研究
・ 関連研究結果の学会・論文発表
その他にも、新規高機能性顔料の開発→機器分析による新規技術の開発支援、有機顔料を中心にした新規事業開拓→世界初の新規顔料化プロセスの用途探索、高級有機顔料の分析・評価によるマーケティング支援などを実施した。
２．シャープ　技術開発　15年
長寿命感光体開発：下記内容により、従来比２倍の長寿命化を達成し市場展開した。
・ 電荷輸送層樹脂、CTM検討による長寿命感光体設計
・ 感光体膜物性評価による耐刷性評価方法検討　使用評価手法：機械的膜物性、表面濡れ性
・ 関連開発技術の特許出願による積極的権利化
その他にも、高精細感光体開発技術の探索研究、フィラー添加による高耐刷感光体技術開発、複合機開発の分析・解析支援（市場対応含む）、機器分析を使った開発材料の新規評価法開発なども実施した。
３．カワサキテクノリサーチ　技術コンサルティング　６年
・顧客（主に化学系メーカー）の依頼に基づく、関連市場調査、および顧客に対する技術コンサルティング
・主にエレクトロニクス市場における技術調査レポートの作成
・関連業界等でのセミナー講演、執筆活動
＜最近の調査内容＞
・次世代高速・大容量伝送市場と対応材料技術展望 （Beyond 5G関連）
・アルミ電解コンデンサ動向調査
・EMC・ノイズ対策動向調査
・有機系太陽電池の動向調査
・高周波用基板材料調査
・CASEで変わるEMC・ノイズ対策関連部品のこれからを読む-電磁波吸収・シールド材料市場の現状と将来展望
・自動運転を支える有望樹脂材料とセンサー・通信技術に関するニーズと市場動向
など、
特に有機材料、光（電磁波）、エレクトロニクスをキーワードとするデバイスに関連ずる材料展開に注目して市場・技術動向を追いかけている。

顧問ID：AD-12836

得意な業務領域：ものづくり（電気・情報通信・化学・機械工学）

・日本チバガイギー（株）（現BASF）およびシャープ（株）にて、合計27年間一貫して有機感光体の基礎研究から商品開発としての複合機搭載、更に市場対応まで経験する。

・高級有機顔料の光導電性に着目した基礎研究において、主に機器分析を駆使したメカニズム解析担当として参画する。持ち前の粘り強さで得られた結果を博士学位論文の形にまとめる。

・光導電性を示す各種材料の有機感光体の商品化を目指した、要素技術開発および商品開発に携わる。素材の特性から商品としての性能まで、学生時代より嗜好した材料の特性理解とそのための分析技術を駆使して、感光体新商品開発に複数携わる。

・機器分析データの有効活用により、開発期間の圧縮とともに、従来比2倍の長寿命感光体を複合機新機種に搭載しヒットに導く。その後、更なる長寿命感光体開発にも取り組み新規複合機に搭載する。関連出願特許80件超。

・品質管理としての機器分析業務にも携わり年間30件を超える異物分析を実施し、効率的なワークフローを構築する。その他種々分析機器を駆使して、利益に結び付く機器分析業務を実践する。

・上記経験から、開発素材の抽出/性能見極め、素材開発から商品開発、そして市場対応に至るまで、機器分析手法を駆使して製品化するノウハウを関連製造メーカー様にご提供したい。

・また、技術コンサルタントとして、エレクトロニクス関連を中心に市場および技術動向の調査実績（5年間）を積み、関連技術の執筆、セミナー講演活動を並行しておこなっている。新規技術企画から研究開発まで、ワンストップでのサポートが可能。

・製造業の製品開発現場で、機器分析を有効に活用するスキームをお伝えし、高性能/高品質の製品を高効率/低コストで商品化するサポートをさせていただきたい。ひいては、それが日本の製造業を元気にすると考える。