SCM構築、DX、リードタイム短縮、在庫削減によるキャッシュフロー・収益性改善

【サマリー】
・世界20拠点間を結ぶグローバルなSCM改革の実現による在庫削減
・理論在庫シミュレーション,CCC,J-コスト,ノードフロー分析などを説明、展開し、
　　キャッシュフロー指向を強化
・総投資xx億円規模の新生産管理システムのプロジェクトマネジメント
　(特に企画からベンダー選定、プロジェクト立上げなど)
【詳細】
　《プロジェクト1》
　 "生産業務システム改革プロジェクト（2012年4月 - 2019年6月）"
　　■業務の内容
　 ・全世界の生産管理システムの統合・再構築に関する「生産業務
　 システム改革プロジェクト」に参画。
　　■役割
　　　・プロジェクト企画
　　　　1.企画書作成
　　　　2.ベンダー、パートナー候補探し
　　　　3.提案依頼、RFI、RFP作成
　　　 4.コンペ実施
　　　 5.金額、条件交渉
　 6.評価、選定案作成
　　　・プロジェクト管理、PMO
　　　　開発までは全体、導入フェーズでは会計領域
　 1.開発ステップ、管理方法、品質確認手順等の作成
　 2.フェーズ分け、WBS・作業計画作成
　 3.QCDの進捗管理
　 4.トラブルシューティング
　 ・要件定義、基本設計実行
次の分野検討会(業務部門,情シス,SIer)の司会、
　　 　コーディネート
1.調達
2.部品・製品物流
　　・製品輸出管理システムのマスター情報管理
　　■プロジェクト規模
　 ・期間7年、総投資額xx億円、メンバー数:自社120名、SIer40名。
　　■使用パッケージ(ERP)
　 　・IFS
　　■成果
　　 ・SIer(4社)選定の際、コスト内訳の分析を行い、トップ交渉の前に
xx億円からx億円の値下げを引き出した。
　　 ・Add-on要件増によるx円の増額見積もりに、交渉により、
　　 　 要件を削る事無く約x円のコスト削減を実現した。
　　 ・プロジェクトは完了し大きな問題もなく稼働している。
　　　・在庫の2割削減、急な生産計画の変更に対する迅速・柔軟な対応を
　　　　実現。(部品サプライヤーの火災やスエズ運河事故やコンテナ逼迫等
　　　　物流トラブルへの対応がスムーズにできた。)
　《プロジェクト2》
　 "グローバルSCMの構築と改革推進（2003年6月 - 2009年9月）"
　　■業務の内容
　　 ・連結在庫削減によるキャッシュフロー創出を目的に、全世界
の各生産会社と販売会社を結ぶグローバルSCMを構築。
■役割
　・マスター情報管理、S&OP(損益モニタリング)
　 　領域でのチームリーダー
　・カーエレ事業におけるサプライチェーン改革および
在庫削減の支援・フォロー
　　 ・全社の在庫削減進捗会議、SCM推進会議の事務局
　　 ・稼働後の改善企画・実行
(意思決定の早期化を目指しサプライチェーン計画の
高速シミュレーションを行うため、Kinaxis社
のRapidResponseを導入。企画から導入までリーダーを担当)
　 ・SCM改革の効果測定指標を検討提案
　■プロジェクト規模
・期間3年、総投資額xx億円、対象30拠点、メンバー数:自社
　 　60名、外資系コンサル35名,日系コンサル5名。
　■使用パッケージ
　 ・SAP/APO
・後にKinaxis/RapidResponseも導入。
　■成果
　 ・グローバル需給調整サイクルを月次から週次に改革した。
　　・供給計画が週バケットになる事により販社の在庫保有を抑制した。
・需要増への対応スピード向上により販売機会損失発生を抑制した。
・需要減への対応スピード向上により余剰在庫発生を抑制した。
・在庫削減進捗会議、SCM推進会議に社長も出席し、
　全社的に活動が認知されるようになった。
・稼働後2年間で約13%の在庫削減を達成し、新事業のための
資金捻出に貢献した。
・SCM改革のKPI、分析、評価手法として理論在庫シミュレーション,
Jコスト,CCC,ノードフロー分析を提案し、生産拠点戦略に活用されている。
・「生産業務システム改革プロジェクト」に関わっていたコンサル
メンバー(SIerとは別)に当SCMの内容を説明し、理解を深めてもらった。